JR東海 在来線一部車両の車軸の組み立て作業で圧力が社内で定めた目安の値超える

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テレビ愛知

JR東海は14日、在来線の一部の車両の車輪と車軸を組み立てる作業で、作業中の測定値が社内で定めた目安を超えるケースがあったことを明らかにしました。

JR貨物のデータ改ざん問題を受けて、JR東海は9月10日から13日にかけて新幹線約8000本と在来線およそ3880本の車軸の組立作業のデータを点検しました。その結果、在来線の車両の車軸11本については、組み立て作業の際に社内で定めた最大圧力の目安の値を超えていたことがわかりました。

JR東海は、この車軸がついている車両の使用を停止し、交換作業を行っていて、14日は特急「しなの」などあわせて28本の列車について、車両の数を減らして運行しています。車軸の交換作業は9月21日ごろまで完了する見込みです。

東海道新幹線に問題は見つかりませんでした。

JR東海によりますと、車輪に車軸を取り付ける際に加わる圧力や、車軸を車輪に入れる深さなどは、測定機械で表示されるグラフの波形を見て異常がないか確認していましたが、圧力が目安の値を超えた際の対応については定めていませんでした。

このためJR東海は、不明確な運用による人為的なミスを防ぐため、社内ルールの見直しをする考えです。

JR東海の担当者は「安全を脅かすものではないものの、より安全な運行のために交換作業をする。心配や不便をかけて申し訳ない」とコメントしています。

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