名古屋の老舗百貨店「松坂屋名古屋店」大規模リニューアル その全貌が明らかに 1つの階がアート空間に
松坂屋名古屋店は、総面積の3割以上を改装する過去最大規模のリニューアル計画を進めています。9月11日、その全貌が明らかになりました。
大丸松坂屋百貨店 宗森 耕二社長
「今後のさらなる100年を見据えて、大規模な改装に取り組み、これからの栄地区の持続的な発展と繁栄に貢献できる商業施設を具現化する」
松坂屋名古屋店は、現在の場所に本館を開業してから来年で100年となるのを前に、過去最大規模となるリニューアル計画を進めています。9月11日、大丸松坂屋百貨店の宗森耕二社長らが記者会見を開き、リニューアル計画の内容を明らかにしました。
今回改装するのは、本館3階から8階と北館地下1階と6階。リニューアル面積は約2万7000平方メートルで、総面積の3割以上です。次世代の顧客をターゲットに、常に新鮮なコンテンツを提供することで、何度も訪れたくなるような百貨店を目指します。
主な計画を見てみると、婦人服フロアがあった本館3階と4階では、ラグジュアリーブランドを拡充し、約6割の店舗を入れ替えます。また本館8階では、フロア全てをアート空間に改装し、絵画やオブジェなどを展示します。1つのフロア全てがアート空間となるのは、国内の百貨店では初めてだということです。
松坂屋名古屋店 齊藤 毅店長
「いままでに中心になってきた客ではなく、若い世代にアプローチにできるコンテンツを展開していきたいという思いで改装を進めている」
リニューアルオープンは、2024年11月から2025年秋にかけて順次行う予定です。