名古屋のエスカレーター条例施行から間もなく1年 施行前と比べて立ち止まる人が8.9%増える
名古屋市がエスカレーターでの事故を防ごうと、立ち止まって利用することを義務付ける条例の施行から2024年10月で1年が経ちます。
1年を前に9月11日朝、金山駅では、市の職員や駅員などが改めてエスカレーターの安全な利用を呼びかけました。
利用客は:
「立ち止まっている人が多少増えてきているのかもしれないなと思う」
「いいモデルケースとして、政令市の中で。そうすると地方都市にも広がる」
2024年6月から7月にかけて名古屋市が行った調査によりますと、エスカレーターを立ち止まって利用した人の割合は93.3パーセントでした。条例施行前の2023年6月から7月の調査と比べると8.9パーセントの増加です。
条例が認識され、利用方法が改善されたことが要因にあるようですが、今後の課題について名古屋市の担当者は…
名古屋市 スポーツ市民局消費生活課 渡邉弥里課長補佐:
「調査結果でもまだ左側を利用する人が多い傾向にあるので右側、左側どちらでも空いていれば空いている方を利用してほしい」