「定期預金解約し300万円を振り込みたい」 一般社団法人が振込先なのを不審に思い銀行員が詐欺防ぐ
愛知県警は、架空の投資を呼びかけ現金をだまし取る「SNS型投資詐欺」を防いだ銀行員の女性に感謝状を送りました。
感謝状を受け取ったのは、三十三銀行広路支店で窓口業務を担当している道上恵利己奈さん47歳です。
道上さんによりますと8月1日、70代の女性が銀行の窓口にやってきて、定期預金を解約して300万円を振り込みたいと話しました。
対応した道上さんは、その振込先が証券会社ではなく、一般社団法人であることから不審に思い、警察に通報。被害を未然に防ぎました。
「SNS型投資詐欺」はSNSを通じて架空の投資を呼びかけ、直接人と会うことなく現金をだまし取る手口で、愛知県内で2024年に入り6月末までに341件発生していて、被害総額は42億円を超えています。
警察は「直接会ったことのない人物から、お金の話が出た場合は、詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけています。