キャベツやダイコンの仕入れ価格変わらず 今後は台風10号による長雨の影響出る可能性も
名古屋市中区・大須の万松寺通にある「生鮮食品館サノヤ」の担当者に、野菜の価格について話を聞きました。
●トマト 100グラム
店頭価格97円(仕入れ価格 前週比+30円)
サノヤ 担当者:
「トマトは毎年、この時期に春夏の苗から夏秋の苗に切り替わります。そのため品薄になって、高値になる傾向にあります」
――関東地方ではトマトが値上がりしているようですが、東海地方の価格はいかがでしょうか。
「愛知県と岐阜県の出荷量が豊富なので、今のところ影響は少ないです。ただ、関東地方が品薄になっている影響で引き合いが強くなり、若干、価格が引っ張られている状況です」
●キャベツ 1個
店頭価格194円(仕入れ価格 前週比±0円)
――例年と比べると高い状況ですか。
「そうですね。お盆に向けて価格が上がり、その後は価格が下がることはありませんでした。台風の影響は少なく、高値を維持しています」
●ダイコン 1本
店頭価格323円(仕入れ価格 前週比±0円)
――ダイコンも例年に比べて高くなっているそうですね。
「ダイコンを含めて野菜は生育に適した涼しい地域で産地リレーを行います。ダイコンは現在、北海道産が主流になりますが、2024年は暑さの影響で不作になっています。そのため出荷量が少なくなり、仕入れ価格が上がっているんです」
台風による野菜の価格の推移は
――台風によって、野菜の価格に影響はありましたか。
「今のところ、台風が来る前に収穫されたものが順調に出荷されているので、価格への影響は少ないです。しかし、野菜の生育には2カ月から3カ月かかるので、今後、価格に影響が出てくるかもしれません」
(9月4日放送「5時スタ」より)