運休続いた東海道新幹線 運行再開に「留学する友達に会いに行けるのが嬉しい」 台風で交通は大きな乱れ
風10号 東海地方に大きな爪痕
8月31日から9月1日にかけて、東海地方に接近した台風10号。接近前から大雨が続いた影響で、県内各地に様々な爪痕を残しました。
ノロノロと進み、東海地方にも大雨を降らせた台風10号。9月1日正午に熱帯低気圧となりましたが、降り続いた雨の影響で…
安井記者:
「8月28日午前1時12分です。現場から救急車が1台出てきます。救助した男性を乗せているとみられます」
愛知県蒲郡市では土砂崩れが起き、住宅が飲み込まれました。3人が死亡、2人が重軽傷を負いました。
愛知県によりますと、このほか県内では新城市で住宅3棟が一部損壊、1棟が床上浸水、20棟が床下浸水の被害に遭ったということです。
気象庁はこれまでの雨で土砂災害の危険度が高まっているとして、今後も警戒が必要だと呼びかけています。
交通機関は大きな乱れ
交通機関は台風10号の影響で大きく乱れました。
東海道新幹線は、8月29日夜から全線で運転取り止めに。30日から9月1日夕方までは、名古屋駅と三島駅の間で計画運休しました。
昌山莉子記者:
「台風の影響で一部区間で運転を見合わせていた東海道新幹線ですが、9月1日午後6時ごろから臨時列車の運転を始めました」
運転再開を受けて利用客は…
利用客:
「きょう留学にもうすぐ行ってしまう子と会う予定があって、もう会えないかと思ってすごく寂しかった。(新幹線が動いて)とても嬉しい。よかった」
利用客:
「安心した。もう1泊しなくてよくなって」
新横浜から仕事のために帰ってきた男性:
「ずっと携帯を見て運行状況を確認していたので、とりあえず帰ってこれてよかった」
葛谷記者:
「9月2日午前7時半過ぎのJR名古屋駅です。東海道新幹線は、きょうは始発から通常ダイヤでの運行となっていて、改札前はいつも通りの人のにぎわいとなっています」
利用客:
「通勤で掛川から来ました。どうなるか不安だったんですけど、出てこられてよかったです」
また空の便は8月28日から9月2日までに中部国際空港と県営名古屋空港合わせ国内線171便と国際線6便が欠航しました。