「今ここで決別宣言をしていただきたい」教育長が校長らに金品授受への決別を求める 名古屋市教育委員会
名古屋市教育委員会が教員団体から金品などを受け取っていた問題で、教育長は8月30日、名古屋市内各学校の校長を集め、金品授受への決別を強く求めました。
名古屋市教育委員会 坪田知広教育長:
「名古屋市の教育行政・学校に対する信頼が大きく揺らいでいる」
名古屋市教育委員会の坪田知広教育長は、市立学校の校長らに対して危機感をあらわにしました。
市教育委員会は、複数の教員団体から校長などの推薦名簿とともに金品を受け取っていたことが明らかになっています。この問題で検証チームは、28日に最終報告書をとりまとめ、「人事が不当にゆがめられたことは確認されなかった」と結論付けた一方で、「不適切な行為」で「推薦名簿・金品の受領を今後行わない」と宣言するよう、教育委員会に求めました。
これを受けて坪田教育長は、市立学校の校長など約400人に次のように訓示しました。
坪田教育長:
「1人1人が今ここで決別宣言をしていただきたい」
そのほか再発防止策として、教育委員会の組織改革や人事制度の見直しなどに取り組むと決意を示しました。