ノロノロ台風10号　東海道新幹線にも在来線にも飛行機にも大きな影響　ドラゴンズ戦も中止

台風10号の影響で、東海道新幹線は東京～名古屋間で終日運休です。名古屋～新大阪間は上下線で1時間当たり2本程度、臨時列車の「こだま」が運行しています。

8月31日は三島～名古屋間の終日運休が決まっていて、東京～三島間、名古屋～新大阪間は臨時列車の「こだま」を1時間当たり2本程度運行する予定です。

続いて在来線です。JRは東海道線の富士～掛川間など、7路線の一部区間などで運転見合わせや運休が発生しています。名松線は全線で運転を見合わせています。名鉄は全線で通常運行です。鉄道各社は最新の運行情報に注意してほしいと呼びかけています。

空の便です。セントレアは国内線36便の欠航を決めています。また東海道新幹線の運休を受け、日本航空が6便、全日空が4便の臨時便をセントレア～羽田間で運航していますが、ほぼ満席になっているということです。県営名古屋空港は14便が欠航です。

高速道路は30日午後4時現在、東名や新東名の一部区間で通行止めとなっています。今後、通行止めの区間が増える可能性があるため、NEXCO中日本はホームページなどで最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。

プロ野球もJリーグも中止相次ぐ

台風10号の接近による影響は交通機関のほか、プロ野球の試合の中止や施設の休業にも及んでいます。

名古屋市東区のバンテリンドーム ナゴヤでは、30日から9月1日まで予定されていた、中日ドラゴンズと横浜DeNAベイスターズとの3連戦が中止になりました。30日、ドームでは職員が中止を知らせる案内文を来場者に向けて、貼りだしていました。

ファン：
「山口県から来ました。せっかく来たので、（ドームを）見ておこうと。あぁ、来たのに…ってなりました」

ファン：
「鳥取から来ました。昨日なんとかしてドラゴンズに会いに来ました。最大限の応援をと思って、いろいろ応援グッズも持ってきたんですが、台風は仕方がないので…」

Jリーグも豊田スタジアムで31日に予定されていた、名古屋グランパスとアルビレックス新潟との試合が中止となりました。

このほか、三重県桑名市のナガシマスパーランド、なばなの里、ジャンボ海水プールなどでも、台風の接近により30日から9月1日まで臨時休業となっています。