障害者向けのグループホームを運営する「恵」 愛知県内2施設 9月中の譲渡に向け協議を進める
障害者向けのグループホームを運営する「恵」が、9月末で運営ができなくなる県内の2施設について具体的な譲渡先を決定し、9月中の譲渡に向け協議を進めていることがわかりました。
「恵」のグループホームをめぐっては、食材費の過大徴収や、サービス等報酬の不正請求が明らかになり、愛知県と名古屋市が指定を取り消すなどの処分を行いました。
これを受け幸田町と西尾市にある2つの施設は、9月末で運営ができなくなります。県によりますと、「恵」は先週末、県に対し、この2つの施設を譲渡する会社を決め、具体的な協議を進めていることを報告しました。
テレビ愛知の取材では、「恵」と市内に本社を置く福祉事業会社「ケアサポート」が、この2つの施設について譲渡の協議を進めていることがわかりました。「恵」が運営する緑区の施設については、ケアサポートへ譲渡することがすでに決まっています。
また「恵」は、今後利用者の家族を対象とした説明会を行う方針で、9月中には譲渡が完了する見込みだということです。