100種類のドリルでスパイラル加工 1000分の1ミリ単位の超高精度で削る町工場 驚異の現場
鉄やチタンなどの素材を、ヒトの細胞以下、1000分の1ミリ単位の超高精度で削る町工場「中村製作所」(三重・四日市市)にカメラが潜入。今回も激レア映像が満載! 削るを極めた町工場の全貌に迫る。
作業を見てみると、マシンにセッティングされた素材に、ドリルで穴を開けている。しかし、いくつか穴を開けた後、マシン内の壁のドアがスライドして開き、一瞬でドリルが入れ替わった。その間、わずか1秒! 瞬きする暇もないほどだ。この超高速交換を可能にする秘密が、黒いボックスの中にある。
中をのぞくと、無数のドリルがまるでキャタピラーのように動いている。ボックス内は100種類のドリルを格納したドリル倉庫になっており、プログラミング通りにドリルを交換していく。さまざまな場所に穴を開けるべく、代わる代わる工具を交換する様は、まさに“ドリル百変化”だ。