大阪の夏の定番ドリンク「ひやしあめ」に外国人観光客も思わず「very good」 普及は大阪周辺のみ
大阪名物といえば、「たこ焼き」に「お好み焼き」などが全国的に有名ですが、じつは大阪周辺でしか市民権を得ていない夏の定番ドリンクがあるんです。それが「ひやしあめ」。
一体どんな飲み物なのか。そして大阪では自動販売機でも売られるほど人気なのに、全国的な知名度が低いのはなぜなのか、取材しました。
食い倒れの街、大阪・道頓堀。外国人観光客の姿はコロナ前を上回るペースで増え続けています。目当てはやはり、大阪名物メニューの中に「ご当地」を謳う飲み物を見つけました。外国人観光客が試してみると「very good」「I like it」と笑顔で話します。
ひやしあめは大阪では古くから親しまれてきた、夏の定番ドリンクです。聖徳太子ゆかりの古刹・四天王寺。夏になると門の前の和菓子屋さんが活気づきます。ひやしあめの材料は砂糖と水飴、そしてショウガのしぼり汁。これらをじっくり弱火で煮込みます。
こうしてできた原液をお湯で割ればあめ湯。そして、冷たい水で割ると大阪名物のひやしあめの完成です。
源氏堂 奥村元英さん:
「ほとんど大阪、京都。神戸に行っても少ないよ」
大阪では自動販売機でも売られるほど市民権を得ているのに、ご主人いわく、大阪・京都以外ではほとんど見かけないというひやしあめ。そこで北海道から九州まで系列各局のキャスターに聞いてみました。
テレビ愛知 長江麻美アナウンサー:
「全然知らなかったです。大阪ってそんなに知らないことあまりない気がしていました。愛知県と近いし」
テレビ北海道 磯田彩実アナウンサー:
「え~なんだろう。冷やしキュウリはいっぱいありますけど。夏場は」
テレビせとうち 小野桃果アナウンサー:
「りんご飴を冷やしたものかなと思っていました」
TVQ九州放送 山崎香奈アナウンサー:
「すっごい限定的な関西の夏ドリンク? 飲んでみたい!」
(※崎はたつさき)
到底、全国区とは言えない知名度です。