小学生の「黄色い帽子」に衝撃の事実 リボンに「男巻き」と「女巻き」が? 愛知発のロングセラーデザイン

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世界に誇るパイプいすのデザインも愛知が製作

愛知株式会社名古屋デザインギャラリーに展示されたパイプいす

最後に紹介するのは、体育館やホールなどで使用されるいす。皆さんも、一度は座ったことがあるのではないでしょうか。こちらも愛知発のデザインなんです。今回はデザインの秘密を企業に取材しました。

この折りたたみいすのデザイン、愛知県春日井市に本社を置く愛知株式会社が1963年に開発しました。当時の折りたたみいすは脚が左右で分かれていました。その後、脚を1本につなぐことでシンプルなデザインかつ、より強度が増したいすに生まれ変わらせたのです。

50脚のスタッキングチェアを積み重ねることができる

さらに14年後、1977年に開発されたのがスタッキングチェアです。

愛知株式会社 研究開発本部長 熊澤 工さん:
「もともと欧米で60年代に派生したカテゴリーでした。しかし当時は鉄パイプだったので、非常に重くて扱いづらかったんです。そこでステンレスパイプにすることで、軽量化を実現しました」

日本デザイン振興会の担当者「デザインの重要性が増している」

こうしたデザインは企業にとって重要性を増しています。

日本を代表するデザインアワード「グッドデザイン賞」を主催する日本デザイン振興会の担当者によると、「現代社会では単純な問題が減り、さまざまな要素が複雑に絡んだ問題が出てきています。そうした課題を解決する力となるデザインの重要性が増している」といいます。

デザインを工夫することで製品の認知度向上や販売促進につなげようとする動きは、今後も活発化するとみられます。

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