「お盆休みの予定を変更する必要はない」専門家解説 家具固定や連絡手段の確認を 南トラ地震への対策
8月10日からお盆の帰省ラッシュが始まります。私たちはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。名古屋大学教授で災害を減らす研究をしている鷺谷威さんに話を聞きました。
名古屋大学 鷺谷威教授:
「まず最初にお伝えしたいのは、基本的に日常生活を変えていただく必要はないということです。今後お盆等で旅行を予定されている方もいらっしゃると思いますけれども、そういった予定を変更する必要も基本的にはありません」
では、どんな備えをしておくとよいのでしょうか。
名古屋大学 鷺谷威教授:
「例えば家具が倒れたりして命を落とすことがないように、しっかり家の中の家具は固定しておきましょうとか、家族の間で、もしも地震が起きた時にはどうやって連絡をとるとか、そういうことの確認をしておくだけで、現時点では十分だと思います」
お盆休み期間中、心がけておくことは?
名古屋大学 鷺谷威教授:
「ホテル等に宿泊されるのであれば非常口を確認しておくとか、海岸付近に泊まるときには地震が来たらどこに逃げるのかということだけでも確認しておく。それだけで十分です。日常的に旅行されるときにもぜひ心がけていただきたいので、何ら変わることはございません」