「血で真っ赤な顔をした小さな弟の姿と兵隊の姿を見た記憶」 4歳で被爆した女性が語る79年前の広島 

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広島は、8月6日アメリカ軍による原爆投下から79年の「原爆の日」を迎えました。当時、4歳で被爆した女性が、自らの体験を語りました。

水野秋恵さん:
「弟は頭にけがをしてばーっと血が出て。真っ赤な顔をした小さな弟の姿と兵隊の姿を見た記憶があって」

春日井市に住む水野秋恵さんです。79年前、4歳の時に爆心地から約1.2キロの広島市内で被爆しました。

水野秋恵さん:
「次の記憶は自分が(がれきから)引っ張り出されて、顔に4か所けががあったので、(布を)巻いてくれて。血を止めてくれたのでしょうね」

水野さんは、名古屋市内で約20人を前に、79年前に起きた広島での出来事を語りました。

水野秋恵さん:
「助けてください、ここにまだ子どもがいるんですって言ってもみんな幽霊みたいにすーっと行ってしまった」 

話を聞いた人:
「戦争というのがいかに悲惨なもので、その後に人生がどう変わっていくのかを学べた」
「血肉が通った話を聞けて、自分事なんだなという感じで受け止められました」

原爆投下から79年。体験を語れる人が少なくなる中、こんな思いが水野さんの背中を押していると言います。

水野秋恵さん: 
「そう誰もが経験したわけではないので、知らせていく必要があると思うし、命のある限り話はしていきたい」

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