トヨタ自動車の第1四半期の純利益は過去最高の1兆3333億円 円安で認証不正問題の影響をカバー
トヨタ自動車は8月1日、2024年4月から6月までの連結決算を発表し、売上高と純利益が第1四半期としては過去最高でした。
2023年の同じ期間に比べ、売上高にあたる営業収益は12.2%増の11兆8378億円、最終的なもうけを示す純利益は1.7%増の1兆3333億円でした。
車の大量生産に必要な「型式指定」をめぐる認証不正問題で、日本での生産・販売台数は減少したものの、円安などの影響で増収増益となりました。
認証不正問題を巡っては国土交通省が7月31日に、道路運送車両法に基づく是正命令を出しています。一方で、生産が止まっていたヤリスクロスなど4車種は基準に適合していることが確認され、国交省は出荷停止指示を解除しました。
トヨタは順次、生産を再開させる予定です。このため認証不正問題の影響は軽微として、通期の業績見通しは、当初予想を据え置きました。