最下位に転落したドラゴンズ巻き返しなるか 30日からヤクルトと3連戦 中日OBの岩瀬仁紀さんが解説
7月30日からヤクルトとの3連戦。いよいよシーズンも残り50試合になりましたが、前カードの阪神戦は3連敗です。ついに最下位転落となってしまった中日ドラゴンズ。試合の見どころを、中日OBの岩瀬仁紀さんの解説とともにお伝えします。
岩瀬さん「今日は、勝つ」期待の一戦
――岩瀬さんは、現状の順位をどうご覧になりますか。
残り試合が少ないので、ここからは落とせないですよね。ただ、今はこの順位ですが連勝すれば一気に変わるので、どこかで大型連勝してほしいです。
――今日は高橋宏斗投手が先発ですね。
今日は、勝つと思っています。それくらいのピッチャーになっているんです。
先発の高橋投手、防御率は0.52
――防御率0.52。これは素晴らしいですね。
先発ピッチャーでこの数字は考えられません。今は打たれる気がしないと思います。
――岩瀬さんから見て、何が一番良い点ですか。
真っすぐの球がとにかく良いですね。わかっていても打てないようなボールです。そこにスプリットも加え、腕の振りが一緒なのでバッターも真っすぐなのかスプリットなのかわからない状況になっています。だからこそ、打てないんです。
球の質が良いので、球が前に飛ばずにファウルになるんです。それが防御率につながっていますね。
先制点が重要に
――連敗できていますが、楽しみですね。
楽しみですし、頼もしいですよね。
注目の高橋投手。事前インタビューでは「真っすぐが安定している分、変化球も生きていると思う。しっかりとゾーン内で勝負できているところは調子が良い要因」と話していました。
「なんとかチームが勝てるように、週初め、カード初戦、長いイニング投げられるように頑張りたいと思います」
――手応えがありそうな意気込みですね。
本人もストライクゾーンで投げることができれば勝負になるので、どんどん攻めのピッチングになりますね。
――今日の試合の注目ポイントはどこですか。
先制点ですよね。今の野球は先制点をとったほうが有利です。
※高橋宏斗投手の「高」は正式には「はしごだか」