暑さで野菜の価格に影響 仕入れ価格でレタス20円 生育が悪いキュウリの代用でズッキーニも値上がり
名古屋市中区・大須にある生鮮食品館「サノヤ」の担当者に、野菜の価格について話を聞きました。
レタス、高冷地で生産するも暑さ厳しく
●レタス 1個
店頭価格151円(仕入れ価格 前週比+20円)
サノヤ担当者:
「6月までは生育良好でしたが、先週から雨で収穫量が減りました。今週は暑さの影響でさらに収穫量・出荷量が減り、仕入れ価格が上がっています」
――長野県産のレタスとのことで、長野は少し涼しいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
「毎年、この時期のレタスは標高が高い場所で生産されていますが、2024年は暑さが厳しいので、高冷地も産地リレーの意味をなしていないんです。そのため価格が上がっています」
――この先の価格について教えてください。
「暑い夏になる予報なので、レタスの価格は現状のまま推移するか、高くなる見込みです」
キュウリの代用品として需要高まる
●ズッキーニ 1本
店頭価格162円(仕入れ価格 前週比+30円)
サノヤ担当者:
「ズッキーニ自体の収穫量、出荷量は安定していて仕入れ価格も安定しています。しかしキュウリが梅雨時に生育不良、梅雨が明けたあとも暑さによって実が伸びず、代用品としてズッキーニの需要が高まりました。そのため価格が上がっています」
――ズッキーニは暑さに強いそうですね。今後の価格はどのように変動しますか。
「キュウリの出荷量が増えないと、この先も厳しくなりそうです」