「お前、なめとるだろ」尾張旭市役所で不審者対応訓練 高浜市役所の放火事件を受け
愛知県の尾張旭市役所で不審者への対応訓練が行われ、職員が有事の際の対応を確認しました。
7月16日、愛知県の高浜市役所で起きた事件。市役所に侵入した刃物を持った62歳の男が灯油とみられる液体をかぶって火をつけ、職員4人がけがをしました。この事件を受け、尾張旭市役所で行われた訓練には、職員約50人が参加しました。
犯人役:
「あぁ! お前、なめとるだろ! なめとるんか!」
訓練は2階の受付に刃物を持った不審者が訪れた想定で行われ、不審者が刃物で職員に襲いかかると、職員がさすまたを使って壁に押しつけて制圧。通報で駆けつけた警察が不審者を逮捕しました。
多くの市民が自由に出入りができる市役所で、不審者にどう対応していくのか。市と警察は連携を密に図って、有事の際に備えたいと話します。
尾張旭市 浅見行則危機管理課長:
「市民の安全のために、いかに効率的に誘導するかが大事。いろいろな事象を想定して、訓練を継続的に行うことが大切だと思う」
守山警察署 前田慎次署長:
「われわれ警察との連携、職員同士の連携が大事。引き続きこのような訓練をして、事案が発生した場合に適切な対応ができるようにいかしてほしい」