東海道新幹線の保守用車両が脱線事故で名古屋~浜松間で運転見合わせ 復旧のめど立たず
保守用の車両が脱線してから13時間以上が経過した蒲郡市の現場です。JR東海によりますと、7月22日午前3時40分ごろ、東海道新幹線の豊橋駅と三河安城駅の間の上りで、保守用の車両に別の保守用の車両が衝突し、2台とも脱線しました。
当時現場では、線路の下に敷かれた砂利の保守作業が行われていたということです。また、衝突した車両に乗っていた男性作業員2人が軽いけがをしました。
線路のメンテナンスなどを行う保守用の車両が脱線してから13時間以上が経過した蒲郡市の現場です。午後5時現在も復旧作業が行われています。
衝突された保守用の車両は先ほど午後4時ごろに安全確認が終了したため、豊橋市にある保管基地へと向かいました。
現場からは線路が2つ見えていて、右側が東京方面へと向かう上り線です。この上り線の上を走っていた保守車両が衝突。保守車両の安全確認などが行われています。復旧作業はこのあと午後7時ごろまで続く見込みで、運転再開のめどは立っていません。
JR名古屋駅の様子
JR名古屋駅です。事故から13時間以上経ちましたが、改札前には運転再開を待つ人や、切符を払戻しする人の姿が見られます。
会社員の男性:
「朝から昼頃にかけて郡山に行って、そこから仕事に入るつもりでいたんですけど、だいぶ困りますね」
現在も浜松駅ー名古屋駅間の上下線で、運転の見合わせが続いていて、全線での運転再開のめどは立っていません。
JR東海は「駅の混雑を避けるため、最新の情報は、ホームページで確認してほしい」と呼びかけています。