都市で出た「ごみ」が宝の山に 廃木材を燃やして電力を生み出す注目の「木質バイオマス発電」
安定的な電力供給が可能に
建設業は木材のごみが出る業種ですが、木材をごみにせず、電力に変えて購入できるので環境への対応をアピールできます。
先ほどの長谷工コーポレーションも、この電力を購入しています。安定的な電力供給ができることから、大阪府大東市は公共施設でこの電力を使っています。
TJグループは、チップの加工拠点を現在の1カ所から4カ所に増やす計画を進めています。さらに、新たな発電所を奈良県に建設中です。
TJグループホールディングス 東野隼士 社長:
「まずは地域(関西圏)で実績を積んだうえで、海外で新たに日本にはない木材を使ってエネルギーがつくれるかどうか。再生可能エネルギーの普及の輪を日本から海外に向けて広げたいと考えています」