「仰向けで顔を腕につけたまま呼吸するように」 競泳の元五輪日本代表が泳ぎ方伝授で水の事故防止呼びかけ
海や川など水辺でのレジャーが増える夏休みを前に、元オリンピック選手が、小学生に泳ぎ方を教え、水の事故防止を呼びかけました。
児童たちとリレーで対決したのは、競泳の元オリンピック日本代表の川本武史さんです。これは児童たちが水の事故に遭わないようにと、豊田市の小学校で行われた水泳選手や警察官らによる特別授業のひと幕です。
競泳 元オリンピック日本代表 川本武史さん:
「耳と腕が離れちゃうと、体がどんどん沈んでしまう。なるべく顔を腕につけたまま呼吸するように」
川本さんは児童たちに泳ぎ方を教え、泳ぐ力を高めることが水の事故の防止に役立つと訴えました。また水難救助の実演では、溺れてしまったときは大きな声を出さずに、浮くことを心掛けるよう呼びかけていました。
西広瀬小学校では、近くを流れる川の掃除が学校行事になっていて、子どもたちにとって川は身近な存在です。もうすぐ夏休みということもあり、子どもたちは…
参加した児童:
「川遊びもたくさんすると思う。溺れたときに浮く方法などを覚えておきたい」
「川に行くことになったときに、溺れたときの対策をしておかないと救助も大変。もしかしたら命を落とす可能性もあるということを学んだ」
競泳 元オリンピック日本代表 川本武史さん:
「オリンピックに出たりしてはいるが、川だったりとか海だったりとかは怖いことが多い。自分が予想できない川の流れがあるので、水泳選手というのは関係なく、皆さんが気をつけていく必要がある」