「歴史的なスタート」 名古屋市の芸術文化事業について評価・提言など行うアーツカウンシル本格始動
専門家の意見を取り入れながら芸術文化の振興のための提言を行う、名古屋市の諮問機関が7月12日に発足しました。
市の諮問機関「文化芸術推進評議会」の初会合では、芸術を中心とした多分野の有識者が意見を交わしました。名古屋市は芸術文化事業への助成などを行う機関「アーツカウンシル」を本格稼働させ、文化芸術を通じて都市の魅力の向上を目指します。
「アーツカウンシル」は、12日に発足した評議会と、専門家が補助金の交付先の選定などを担う別の組織とで構成されます。名古屋市は観光や街づくりなど他の分野との連携を重視していて、評議会は芸術文化事業について評価、助言などを行います。
大阪市立大学 佐々木雅幸名誉教授:
「名古屋市の文化芸術の推進計画に約20年、座長として関わってきた。歴史的なといいますか、名古屋の文化芸術の政策の面では非常に意味のあるスタートの会議だったと思う」