昼から深海魚で一杯! 漁師まち、蒲郡市形原町でタカアシガニや絶品バーベキューを堪能
愛知県のまちの魅力を発信しながら、人とふれあって“お呼ばれ”する企画「三食お呼ばれ旅」。今回向かったのは蒲郡市の形原(かたはら)町です。あじさいが見頃を迎えた漁師町で、どんな絶品に出会えるのか。富山県出身、田舎育ちのスタッフ・阿部ちゃんのリポートでお届けします。
精漁丸で漁師飯の朝食に舌鼓
まずは朝ご飯探しから。人の声がする形原漁港を訪れると、港に停泊する「精漁丸(せいりょうまる)」の機関長・千賀さんに出会いました。千賀さんに朝食を振る舞っていただけることに!
炊事は主に新人の役目だそうで4、5年ぶりに調理場に立つ千賀さん。日本にはあまり出回らない深海魚「マトウダイ」の煮つけを作ってもらいました! マトウダイはヨーロッパでは高級魚として扱われています。
甘辛く煮付けた柔らかい魚の身を、炊き立てのご飯と一緒に食べると、思わずうなってしまうおいしさです。味付けは漁師さんによって変わってくるそう。甘めの味付けで絶品でした。
ふとした出会いから、深海魚尽くしの昼ご飯にお呼ばれ
続いて昼ご飯探しへ。作業をしているお父さんに話を聞いてみると、なんと晩酌の準備をしているといいます。三河湾沖でとれた深海魚「バカムツ」の干物を作っていたのです。日が昇れば、3時間から4時間で干物が完成するそうです。
「私も食べたい」と阿部ちゃんの素直なお願いに、優しいお父さんは「いいですよ」と快諾。お宅にお邪魔させてもらい、待っていたのは深海魚のごちそうです!
先ほどのバカムツに加え、メヒカリやタカアシガニまで。昼から深海魚で一杯やるのが、形原の漁師の定番です。
ハダカイワシは、うまみが詰まった脂を一滴も逃さないように、ホイル焼きに。食べすぎるとお腹が緩むほど、脂の乗りが良いそうで、お酒のつまみにぴったりです。
クリエイターのアキラさんとの出会いからバーベキューへ
次に訪れたのは、スプレーアートやデジタル作品を手がける「PINE FALL」アキラさんのお宅。阿部ちゃんのイラストも描いてもらいました。「自分とは思えないほどかわいい!」とうれしそうに話す阿部ちゃん。