使われた食材を「絵文字」で表現 多様な人々に安心して食事を楽しんでもらう 大阪・関西万博で活躍期待
卵やミルクを豆乳に置き換えてビーガン対応に
食の多様性推進ラウンドテーブルのプロジェクトに参加するホテルでは、訪日客を想定した新メニューの開発を始めていました。
シェフパティシエ 朝田翔太さん:
「プラントベースでグルテンフリーの『ガトーショコラ』を、皆さまに召し上がってもらうために作っています」
スイーツに必須の材料、卵やミルクを豆乳に置き換えることで、ビーガン対応に。ガトーショコラの生地を、小麦粉の代わりに米粉で作ることで、小麦アレルギーの人にも対応できます。
「ただ置き換えでは物足りなさが出てくると思うので、配合を工夫することで、十分満足のいく仕上がりになっています」
総支配人:「プラントベースとはなかなか思えない感じですね」
企画部マネージャー:「普通にスイーツとしておいしいものになっています」
総支配人:「秋口ぐらいには?」
朝田さん:「完成にもっていけるようにします」
日本経済新聞社 石鍋仁美記者:
「政府が2030年に、年間6000万人の訪日客を受け入れようという計画を立てています。これからの日本は、明治維新・戦後に続く第三の開国期を迎えるのではないでしょうか。多様化に対応するためには必要なことなので、そのための生みの苦しみや試行錯誤が今、始まっています」
中許座長:
「新しいものを取り入れながら、独特の日本の食文化が進化していくきっかけになればと思います」
※中許祐里子座長の「祐」は正しくは示に右