ほぼタダで大量に手に入る材料で奇抜な家具づくり 物価高にも地球にも優しい家具メーカー

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歴史的な物価高で各業界がコスト削減に知恵を絞る中、全国有数の家具の産地・岐阜県に、ほぼタダで大量に手に入る「ある材料」を使い、奇抜な家具を生み出している会社があります。物価高にも無縁で、使えば使うほど地球にも優しいという、その材料とは?

スタートアップ企業が3Dプリンターを自社で開発

スペースワスプが手がけた奇抜な家具

岐阜市内の建材・家具メーカーのオフィスにある奇抜な形の家具。作ったのはスタートアップ企業「スペースワスプ」です。商品の製造だけでなく、3Dプリンターも自社で開発しています。

中ではさまざまな家具を作りますが、仮に大型の3Dプリンターを購入すると数千万円かかるといいます。

スペースワスプ 伊勢崎 勇人社長:
「相場では今、国内で展開されている大型の3Dプリンターで、数千万円。その十分の一くらいで製造できています」

24時間ほぼ全自動で生産可能

スペースワスプは従業員15人中、8人がエンジニアです。家具をつくるのもノミやカンナは使いません。パソコン1台あれば、図面のデータを3Dプリンターに送り、指1本でプリント開始。

機械は休むことなく作業を続け、約7時間。何もないところから現れたのは、テーブルの脚でした。24時間ほぼ全自動で生産が可能。人手もかかりません。

独自のノウハウで植物粉末を樹脂にする

製品をつくるための材料は、切り花の茎などの植物廃棄物。それを粉砕して粉末状に加工します。木の枝や花の茎などの植物の切りくずに、独自のノウハウで加工。最終的には樹脂の粒子に変わりました。

本来なら捨てられてしまう植物廃棄物を、家具の材料として再利用する技術です。原料の調達先は切り花の加工工場。日比谷花壇・岐阜バンケットセンターから出る植物廃棄物は1日約10キロ。その処理は課題のひとつでした。

ごみ処理の費用を大幅に削減した切り花工場

ごみ処理費用を削減

日比谷花壇 宮島浩彰社長:
「本当にごみとして、お金を払って捨てていたのが実情です。環境に対して配慮型の取り組みをしっかりとしている、というストーリーをつけることができます。ここが僕は大きな価値になるのではと思いました」

切り花工場は、ごみ処理の費用を大幅に削減。一方のスペースワスプはコストをかけずに原料を調達できます。

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