映画「ディア・ファミリー」のモデル、筒井宣政さん語る命のカテーテル 「娘が目標を与えてくれた」

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医療×モノづくりの展示商談会「メディカルメッセ」に登壇

そして筒井さんは医療産業へ新たに参入する企業を応援するため、2018年に「筒井宣政基金」を設立。「日本には、すばらしい技術を持っている企業がたくさんあります。それを生かせば、世界的なモノができるはず」と筒井さん。

また、自動車産業をはじめとする愛知のモノづくりにも期待を寄せる。

「私の理想は、医療のことは愛知に聞けというようになること。医療のプラットフォームができるとすれば愛知が一番進んでいる」

【動画を見る】町工場から生まれた命のカテーテル 不可能への挑戦と家族愛

「佳美が私に、目標を与えてくれた」

佳美さんを思い出し、涙を浮かべる筒井さん

「あの子がいなかったら、こんなことはしないでしょう。佳美が私に、目標を与えてくれたんです」と、涙ながらに話す筒井さん。佳美さんの遺志を胸に刻み、東海メディカルプロダクツは今日も人々の命を紡ぐ。

筒井さんは最後に、こうも語った。

「採算を度外視してでも、何としても患者さんが望むものをつくる。それが医療をやる者の責務だと、私は思っています」

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