6月からさまざまな物が値上がりします。中には5年ぶりに値上げとなる商品も。帝国データバンクによりますと、6月に値上げする食品は合わせて614品目です。
スナック菓子大手のカルビーでは「ポテトチップス」「かっぱえびせん」など、6月1日以降に納品する、合わせて68品目で価格を改定。店頭での想定価格は3~10%引き上げられます。
チョコレート大手の明治も1日以降に出荷する合わせて54品目を価格改定します。「明治ミルクチョコレート」や「きのこの山」「たけのこの里」といった主力商品で、出荷価格が3~33%ほど引き上げられます。
「ペヤング」で知られる、まるか食品も1日以降に出荷する13品目で、希望小売価格が8~14%上昇します。「ペヤングソースやきそば」が193円から214円に。「ペヤングソースやきそば超大盛」が230円から250円になります。まるか食品が価格を改定するのは5年ぶりです。
餃子の王将も値上げです。「餃子」が税込み297円から319円に。「炒飯」が517円から572円に。「餃子の王将ラーメン」は、627円から120円近く値上げし、748円となります。
身近な食品が値上げし、家計にも痛手なんですが、値上げは食品だけではありません。6月使用分の電気料金も上がります。
中部電力ミライズによりますと、一般家庭モデルの電気料金は5月に比べて約350円高い、約8700円になる見通しです。これは2023年に比べ、実に25.1%の上昇です。政府の補助金が6月使用分から廃止されるのが主な要因です。
電気料金の値上げについて、ハウスメーカーの一条工務店が全国の897人を対象に「意識調査」を実施しました。
「節電のために冷房や暖房を我慢していますか?」という質問に対し「我慢している」と答えた人の割合は、なんと6割以上に上りました。