生産翌日に牛乳が北海道から沖縄に届く 2024年問題背景に航空貨物サービスが変化 宅配便大手も充実
2024年4月、新たに北海道・新千歳空港に就航した飛行機の機体には、宅配便大手のヤマトホールディングスのロゴが記されています。
「貨物専用機」をJALと就航させました。じつは、宅配便の98%がトラック輸送。大型トラック5台~6台分の荷物を運ぶことができる「貨物専用機」で輸送力を補いつつ、航空便の新たな価値をアピールします。
ヤマトホールディングス 副社長 栗栖 利蔵さん:
「一気に目的地に運べるというニーズ、高く感じていた新たにアプローチできていなかったBtoBのお客さまに、時間を価値として考えていただく」
貨物専用機は新千歳空港と成田、那覇、北九州を結びます。いずれも航空便のメリットを生かせる遠距離地域です。宅配便だけでなく、「ラピダス」が2027年にも量産を始める最先端半導体や、北海道の生鮮品を運ぶ計画もあります。