オレンジジュースの価格高騰、ほかの種類と100円以上の差 輸入先ブラジルのオレンジ果汁不足続く
オレンジジュースの価格が高騰しています。日本果汁協会によると、2020年時点のオレンジ果汁の輸入価格は1リットル当たり259円。しかし2023年には491円と高値で推移しています。原産国・ブラジルでは天候不順や病害が広がり、オレンジの不作が続いているのです。名古屋市のスーパーマーケットで、オレンジジュースの価格を調査しました。
「こんなことは初めて」オレンジジュースの価格安定せず
生鮮食品館サノヤに販売されている「あじわい各種」。アップル、グレープ共に150円ですが、オレンジは258円です。
生鮮食品館サノヤ 三輪敏也さん:
「こんなことは初めてですね。ブラジルでは2021年頃から、オレンジ果汁の不足が続いています。さらに天候不順や病害も広がり深刻な状況です。価格が不安定なので、見通しが立っていません」
日本果汁協会によると、2020年時点のオレンジ果汁の輸入価格は1リットル当たり259円でしたが、2023年には491円に上昇しました。輸入のほとんどはブラジルに依存しているため、円安の打撃も重なります。今後も高値が続くと予想されます。