親しまれて約100年 松坂屋名古屋店の“屋上遊園”が一時休園 リニューアルオープンは2025年春
松坂屋名古屋店の「屋上遊園」は、約100年の間、家族連れなど多くの人に親しまれてきましたが、5月13日の営業を最後に一時休園します。休園前最後の週末は、多くの人でにぎわいました。
松坂屋名古屋店の本館8階にある「屋上遊園」は、約1300平方メートルの敷地に72点の遊具が並んでいます。
遊んでいた親子:
「楽しかった」
「子どもたちはこういうところが楽しみで仕方がない」
中には、親子3世代で遊ぶ人たちも。
遊んでいた親子:
「弟を連れて母が買い物をしているときよくここで遊んでいた。レトロな感じがなつかしい」
1925年に現在の場所に開業した屋上遊園。約100年にわたり子どもたちに親しまれてきました。しかし、5月13日をもって一時休園することとなりました。
松坂屋名古屋店 広報 原口渚沙さん:
「この遊園を続けていくためには、人件費や電気代などのコストがかかってくるので」
百貨店の屋上遊園は、全国各地で姿を消しつつあります。2023年9月には横浜高島屋で、2024年5月6日には長崎の浜屋百貨店で、それぞれ営業を終了しました。新型コロナによる客足の減少や施設の老朽化などを理由としています。
そんな中、松坂屋名古屋店は存続することを決断。今ある遊具を引き継ぎながらも持続可能な「屋上遊園」を目指し、2025年の春にリニューアルオープンする予定です。
松坂屋名古屋店 広報 原口渚沙さん:
「この場所を持続的に長く続けていくためにはお客様の目的地となるような空間づくりが大切。これまでたくさんの人に愛していただいた屋上遊園ではあるが、この先も50年100年と多くの人に愛していただきたい」
来園者:
「新しくなるのが楽しみ。また来たい」
「リニューアルしてどうなるか楽しみ。ぜひ来たい」