墓石減少でピンチの“老舗石材店” 起死回生の一手で作ったのは“石の器” 海外展開も

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稲垣石材店の四代目が新たに挑む、石とデジタルの融合

QRストーン

稲垣さんは今、新たな分野への展開を始めています。岡崎市内にある「ANGLE(アングル)」は、シンプルでモダンな内装が特長のホテル。その受付に置かれた石板は石にQRコードを刻んだ「QRストーン」がありました。

QRストーンは職人が削りだした石材にレーザーカッターで二次元コードを刻みます。稲垣石材店の四代目が新たに挑むのは、“石とデジタルの融合”です。

石とデジタルの融合

稲垣石材店 四代目 稲垣さん:
「世の中にはQRコードがあふれていて、いろいろな形で目にします。質の良い高級感のある店で(QRコードが)プラスチックや紙だと、少しもったいないと思う機会がありました。QRストーンという形で新しく世間に発信しています」

「日本一、かっこいい石屋になってみたい」

ANGLE 飯田 圭オーナー

ANGLE 飯田 圭オーナー:
「ホテルのデザインにこだわっているので、(QRコードが)ただ紙というよりも石の方が雰囲気が出ます。また、“石が岡崎の産業”だと伝えられるキッカケにもなっています」

「かっこいい」と評判のQRストーン

「チェックインのQRとPayPayのQRをやっていて、なかなか石のものを使っているものはありません。かなり驚いて『かっこいい』という反応を得られています。置いて良かったと思っています」

今後も世界に向けた挑戦は続く

稲垣石材店 四代目 稲垣さん:
「1人の石屋の人間として、これからもっと多くの方に石に“触れてもらう” “見てもらう”機会を増やしていきたいです。日本一、かっこいい石屋になってみたい。その先に世界を含めて、挑戦を続けていくことがその道につながります」

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