夜間中学の需要拡大 愛知で2026年までに5校誕生 外国ルーツの人や不登校だった人の受け皿に

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愛知では2026年4月までに夜間中学が5校開校 学習状況に応じ最長6年までの延長が可能

新制度で需要の受け皿に 授業回数が増えて教員不足の懸念も

夜間中学への需要の高まりを受け、国は各都道府県と政令指定都市にそれぞれ少なくとも1校、夜間中学を設置することを決めました。愛知県では2026年4月までに名古屋市立が1校、県立が4校、開校する予定です。これを受けて、現在の愛知県中学夜間学級は2026年3月に閉校します。

愛知県中学夜間学級では中学3年生の内容を学びますが、新設校では習熟度に応じ、中学1年生から3年生の内容に加え、日本語を学ぶコースを選ぶことができます。

授業は愛知県中学夜間学級が週3回、1日2コマで2年間学ぶのに対し、新設校は週5回、1日4コマ、原則3年間学びます。学習状況に応じて期間の短縮や最長6年までの延長が可能です。

このように柔軟な対応を取ることで、外国がルーツの人や様々な理由で中学に通えなかった人の受け皿になろうというわけですが、課題もあります。

授業の回数が増えることで、働きながら通いたい人が通いにくくなるのではないか、またコースの細分化により教員が不足するのではないかと懸念されているんです。

学びたい人に学びの場を増やす夜間中学の整備。今後の動向に注目です。

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