もしもトランプ氏が大統領に…「もしトラ」望むプーチン大統領 「思惑はマトリョーシカに」中村逸郎教授

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まるでソ連時代のようなモノトーンのモスクワ

「以前は華やかな広告がたくさんあった」と語る

中村名誉教授:
「軍事侵攻をする前まで、欧米の華やかな広告が街にいっぱいありました。それがなくなってしまっています。まるでソ連時代のような廃墟と化したような、モノトーンのモスクワに変わってしまっているのです」

外国製品は一斉に消え、ロシア製や中国製に変化

ほとんどの商品がロシア製に

「これまでスーパーマーケットには、外国製品がいっぱいありました。化粧品はフランス製、洋服はイタリア製、フランス製、イギリス製も。チョコレートもベルギー製もたくさん売っていましたが、そういったものが一斉に消えてしまい、今やほとんどロシア製に変わってしまいました。または中国製に差し替えられてしまっています」

消費意欲が落ちたロシア国民

「本当にがっかりしてしまったとロシア人は言っています。モスクワ市内の人たちは『将来の不安に備えて、お金をため込もう』と消費意欲が急落。プーチン政権への不信感もあります」

トランプ氏

そこでプーチン大統領が救いの手を求めているのは、アメリカのトランプ氏だと中村名誉教授は話します。

「プーチン大統領はトランプ氏にまた大統領になってほしい」

プーチン大統領の後ろにはトランプ氏が

中村名誉教授:
「プーチンの新しいマトリョーシカです。ロシアと言えば“クマ”。クマは力とエネルギーのシンボルなんです。クマの上に乗っているプーチン大統領は、“百獣の王”であることを誇る姿。クマの上に乗ったプーチン大統領の後ろを見ると、なんとトランプ氏がついています」

経済制裁を緩和してもらいたいという思惑か

「2024年の最後、アメリカの大統領選挙があります。プーチン大統領はトランプ氏にまた大統領になってほしい。トランプ氏が大統領に復帰することによって、アメリカがロシアに課している非常に厳しい経済制裁を緩和してもらいたいという思惑があります。アメリカの大統領選挙の動向がプーチン大統領は非常に気になるのだと思います」

「もしもトランプ氏が大統領に返り咲いたら」(もしトラ)を待ち望むプーチン大統領。2024年、世界がこの2人の行く末に注目しています。

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