「シュクメルリ」に「フェイジョアーダ」なじみの薄い世界各国料理のレトルト食品でニッチ市場狙う

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フェイジョアーダ

この日は開発中のブラジル料理「フェイジョアーダ」のチェックです。黒インゲン豆と肉を煮込んだ料理で、米にかけて食べるそうです。

伊藤さん:
「味薄いですね」

奈良原さん:
「味をもっと濃くしないといけないですかね」

現地では米に塩味がついているそう。そのためレシピ通りに作ると全体の味が整いません。

伊藤さん:
「ご飯にかけるなら、塩味がないと。うん、おいしい」

大使館の“お墨付き”を武器にする

100円以上、3桁台の商売をする必要がある

気になるのは価格です。素材にレトルト食品では珍しい食材を使うため、1つ800円あまりと決して安くはありません。

松原食品 専務 奈良原 一平さん:
「我々が主としている小袋は付属品、おまけにすぎないという扱いをされがちです。1~2桁台の金額にしかならないものが多いのですが、賃上げや単価をアップしていくことを考えると、大使館のお墨付きというのを武器に、100円以上3桁台の商売をしていく必要があると思って挑戦しています」

2025年の大阪・関西万博までに20カ国の製品を作る

日本経済新聞社 堀田 真優音記者:
「小袋の会社が自社ブランドの製品で市場を開拓するために、マイナーな『外国の伝統料理』というニッチな分野で付加価値を高めようとしています。今後のカギは販路の拡大になります」

奈良原さん:
「小売りはほとんどしていませんでしたが、今度は(高速道路の)サービスエリアに導入予定です」

物珍しさが受け、みやげとしての需要も期待されます。2025年の大阪・関西万博までに20カ国というのが1つの目標です。

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