「シュクメルリ」に「フェイジョアーダ」なじみの薄い世界各国料理のレトルト食品でニッチ市場狙う
この日は開発中のブラジル料理「フェイジョアーダ」のチェックです。黒インゲン豆と肉を煮込んだ料理で、米にかけて食べるそうです。
伊藤さん:
「味薄いですね」
奈良原さん:
「味をもっと濃くしないといけないですかね」
現地では米に塩味がついているそう。そのためレシピ通りに作ると全体の味が整いません。
伊藤さん:
「ご飯にかけるなら、塩味がないと。うん、おいしい」
大使館の“お墨付き”を武器にする
気になるのは価格です。素材にレトルト食品では珍しい食材を使うため、1つ800円あまりと決して安くはありません。
松原食品 専務 奈良原 一平さん:
「我々が主としている小袋は付属品、おまけにすぎないという扱いをされがちです。1~2桁台の金額にしかならないものが多いのですが、賃上げや単価をアップしていくことを考えると、大使館のお墨付きというのを武器に、100円以上3桁台の商売をしていく必要があると思って挑戦しています」