「釣ってきたフグはたまらん!」漁師の打ち上げメシに密着 今が旬のフグ漁に同行 南知多町・日間賀島
今が旬の「フグ」と言えば、特別な日に食べたいごちそうグルメ。愛知県では知多半島の先端にある南知多町で多く水揚げされています。中でも有数の漁獲量を誇るのが、愛知の離島の1つ「日間賀島」です。
フグ漁のあとの絶品ご褒美
そんな日間賀島の漁師は、フグ漁のあとに激うまご飯を食べているとのこと。漁の準備をしている漁師に話を聞くと「格別においしい」「寒い中頑張ってきたもんで余計うまい」と皆さん口々にそのおいしさについて語ります。
朝日の美しい光景を横目にフグ漁を開始
1時間半ほどかけて到着した漁場に到着すると、そこに広がっていたのは水平線の向こうから朝日が昇る美しい光景。しかし、漁師にとっては生活のかかった正念場です。父・林さんの合図で息子の琳都さんが真剣な表情に。日の出に合わせて、エサとなるイワシをつけた仕掛けを海へ投入していきます。
750匹のイワシを針にかけ、海に流せば仕掛けは完了です。仕掛けを巻き上げると、次々と大きなフグが揚がってきました。
しかしこの日揚がってきたのは北川さん親子が狙うトラフグではなく、サバフグ(キンツ)ばかり。味はさっぱりとしておいしいものの、市場価格はトラフグに比べて10分の1程度。漁師たちにとってはうれしくない展開です。
目当てのトラフグが登場
緊迫したムードが漂う中、黙々と仕掛けを引き上げする北川さん親子。すると、しばらくしてようやく1匹目のトラフグが姿を現しました! さらには、タモで引き上げないと揚がらないほどの大物トラフグも登場。約2.5キログラム、小売価格なら2~3万円ほどになるというビッグなトラフグに、北川さん親子もほっとひと息です。