吐き出すまで給食を食べさせる 2つの保育施設で虐待 名古屋市が改善勧告 

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名古屋市は23日、園児に虐待を行っていたとして市内の2つの保育施設に対して改善勧告を行ったと発表しました。

名古屋市が改善勧告をしたのは、中川区の認可保育所、ニチイキッズ長須賀保育園と中区の保育ルーム、ルナフォー新栄です。

名古屋市によりますと、ニチイキッズ長須賀保育園では3歳と5歳の園児2人に吐き戻すまで嫌いな給食を食べさせたり、大きな音を出しながら「早く」「こっち」と指示したりする虐待を行っていたとしています。

また、ルナフォー新栄では、0歳と1歳の園児2人に対して、園児が吐き出して机の上や床に落ちた食べ物を再び園児に食べさせるなどの虐待を行っていたとしています。

ニチイキッズ長須賀保育園の親会社、ニチイホールデンィグスの担当者は、取材に対し、「改善勧告を重く受け止め、名古屋市の指導を仰ぎながら再発防止を徹底したい」と話しました。

市は2つの保育施設に、職員全員への人権研修や再発防止策の制定などを求めています。

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