「豚熱」の影響で豚肉の仕入れが減少 卵は価格変動なし、今後は需要期のため価格が上がる見込み
名古屋の大須にある「生鮮食品館 サノヤ」の担当者に、豚肉と卵の価格について話を聞きました。
●豚バラ肉 100グラム
店頭価格208円(仕入れ価格 前週比+3円)
――3週にかけて価格が上がり続けているそうですね。
サノヤ担当者:
「2023年は異常に暑かったのと、エサ代や配送代などのエネルギーコストがかかったことが理由になって価格が上昇しています」
――ほかにも値上がりした原因はありますか。
サノヤ担当者:
「佐賀県で2例ほど『豚熱』という病気が発生しました。それで1万頭以上を殺処分したんです。その影響もあります」
――今後の価格についてはいかがでしょうか。
サノヤ担当者:
「今後は頭数がそろってくれば価格が下がると思います。現状は豚の数が少ないので、豚バラ肉だけでなく肩ロースなども価格が上がっています」
●卵 M1パック
店頭価格243円(仕入れ価格 前週比±0円)
サノヤ担当者:
「3週前から価格が下げ止まりになっていました。もう1段階くらい値下げすると予想していましたが、気温の暑さで卵を産む状況が少なくなってしまい、価格が変わらなかったのだと思います」
――2022年の現在と比べると価格はどう変化しましたか。
サノヤ担当者:
「今年は去年と比べると1パックあたり30円ほど値上がりしています。今後はファストフードのメニューに使われるなど需要期に入るので、年末に向けてじわじわと価格が高くなっていくと感じます」
取材協力【生鮮食品館 サノヤ】
住所:名古屋市中区大須3丁目33-6
電話番号:052-241-0486
営業時間:9:30~21:00
(水曜、土曜 9:00~21:00)