「言葉の問題は絶対に出てくる。言っていることが分からない」日系ブラジル人が語る「労働者が抱える問題」

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日系ブラジル人労働者のキャリア形成について考える講座が開かれました。日系ブラジル人に取材をすると、文化や言葉の違いに苦労している現実が浮かび上がりました。

この講座は愛知県立大学が開催し、在名古屋ブラジル総領事館の職員や学生など約100人が参加しました。講座では、日系ブラジル人労働者の実情を知る近畿大学の谷口智彦教授が、出稼ぎに来たばかりのブラジル人の多くが日本語での賃金交渉や、食の違いなどに不安を抱えていることを指摘しました。さらにこんな問題も。

「いろいろな日本の景気状況に合わせて、(日系ブラジル人労働者が)契約解除となって新しい仕事を探さざるを得ないことがある」

県内に住むブラジル人は1990年の入管法の改正以降増加し、2022年6月時点で約6万人と全国最多です。

県内で働く日系ブラジル人に労働に関する実情を聞いてみました。

「ブラジルの方ってほとんどは働きもので、どういう仕事でも何でもやるという気持ちで来るんだけども。言葉の問題は絶対に出てくる。言っていることが分からない、そういうことはいっぱいある。やはり6か月から1年ぐらいは慣れるまで苦労している」(30年以上働くブラジル人労働者)

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