年間1億円の電気代を削減へ!宮城県美里町で始まった「水田×太陽光発電」の最新アグリビジネス
農業の担い手確保は全国的な課題ですが、今、農家の経営を安定させるため、農地の上に太陽光発電施設をつくり、発電でも稼ぐという取り組みが広がっています。次世代の農業を模索する最先端の動きを取材しました。
水田の上に4000枚の太陽光パネル!「営農型太陽光発電」の挑戦
宮城県の米どころとして知られる美里町。広大な水田の中に、太陽光パネルが設置されています。その数およそ4,000枚。この春に設置されたものです。
そして、その下には青々と茂る、稲。パネルで日陰になる部分もありますが、稲の成長は大丈夫なのでしょうか?
舞台ファーム 針生信夫社長:
「お米を作りながら、上で電気も作っているということになります。どちらかを犠牲にしているとなると長続きしませんが、両方とも最大の数字が取り出せるように設計されています」
これは営農型太陽光発電。農業をしながら発電事業でも稼ぎ、農家の経営を安定させる取り組みです。
ここでは収穫量が多い新しい品種の米を採用。さらに、機械で効率よく作業できるよう、柱の間隔などを独自に設計しました。
舞台ファーム 針生社長:
「柱の間が空いておりますから、『株数が少ないんじゃないか』と心配されるんです。ところが、お米は風が通れば通るほど株数がどんどん増え、一番収穫量が増量するのです」
そして、発電した電気を使ってすぐ隣で次世代の農業にチャレンジ。舞台ファームが運営する最新鋭のレタス工場です。年中無休でレタスを作り、1日最大5万株を首都圏や関西などに出荷しています。針生社長に、およそ1,000坪ある出荷場へ案内されました。
舞台ファーム 針生社長:
「出荷場全体が冷蔵庫ということになるので、発電して、無料で使えるということになり、大変なコストダウンができています」
工程の90%が自動化された、このハイテク工場。温度管理に加え、天候不良の際に成長を促す特殊なLEDも使うなど、年間の電気代はこれまでおよそ1億円かかっていました。






















