「生涯をかけ罪の重さ自覚を」名古屋地裁 女性2人を殺害した男に求刑通り無期懲役の判決
名古屋市内で2023年、女性2人を殺害した罪に問われた男の裁判員裁判で、名古屋地裁は7月10日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。
殺人の罪に問われているのは、住居不定の曾我春暉被告(28)です。
起訴状などによりますと、曾我被告は2023年12月、中区大須のマンションの一室でこの部屋に住む当時30歳の女性を浴槽に沈めて溺死させたほか、中村区のカラオケ店で当時20歳の女性の胸などを包丁で複数回刺して殺害した罪に問われていました。
これまでの裁判で検察側は「犯行は強固な殺意に基づく極めて執拗で残忍なもの」などとして無期懲役を求刑。一方、弁護側は、「うつ病で心神耗弱だった。自首が成立している」などと主張し、懲役24年の有期刑が相当と訴えていました。
10日の判決公判で、名古屋地裁の石川貴司裁判長は、「うつ病の影響はあったものの、完全責任能力を有していた。強い殺意に基づく残忍な犯行で生涯をかけて自身の罪の重さを自覚するのが相当」などとして、曾我被告に対し無期懲役の判決を言い渡しました。












