日帰り観光から「泊まる街」へ!空き家問題を解決する長野・奈良井宿の高級宿泊施設の挑戦

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名古屋から車で約3時間弱、長野県塩尻市にある観光名所といえば、日本最長の宿場町      奈良井宿です。奈良井宿は、人気の観光地ですが、人口流出が進み空き家問題が深刻化しています。その対策を取材しました。

華やかな観光地の裏で進む「空き家問題」

奈良井宿

長野県塩尻市にあるJR奈良井駅。駅を降りるとそこは、江戸時代から栄えた奈良井宿。旧中山道沿いに南北約1km続く日本最長の宿場町です。

観光客

国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、当時の街並みが大切に保存されています。年間51万人も観光客が訪れ、その8割が欧米を中心とした外国人。サムライ・トレイルとして知られています。

アメリカからの観光客:
「日本の文化がこの街を大切に守り続けていることに感謝している。この街を本来の姿で維持するのは容易ではない。本当に美しいと思う」

重要伝統的建造物群 保存地区

外国人に人気の奈良井ですが、空き家の増加が問題に。人口流出が進み、この保存地区では320軒のうち約70軒が空き家だと言います。

空き家

奈良井区 小嶋正則区長:
「このお宅の人は東京の方に出て空き家になっている。『手放したい、なんとかしたい』と話している」

「日帰り」から「宿泊」へ、酒蔵を再生した高級宿

観光客

一方で、交通の便の良さは弱点でもあります。客の多くは日帰りで滞在時間が短く、お金が落ちにくいのです。厳しい保存ルールで新規参入が難しいのも課題でした。

BYAKU Narai

奈良井の課題を解決するために作られたのが「BYAKU Narai」です。200年以上続いた造り酒屋が廃業。その建物を宿泊施設として再生させました。竹中工務店や塩尻市など官民が連携して生まれました。

フロント

奈良井まちやど 鈴木賢治社長:
「フロントはカウンターを含め、当時の酒造店の姿をほとんど残しています。調度品(ディスプレイ)も昔使われていたものです」

高級宿泊施設

保存地区の建物を改修する場合、市への届け出、協議が必要で厳しく制限されているのですが、ここはそれを逆手に取り、日本の伝統を味わえる高級宿泊施設として打ち出したのです。

鈴木賢治社長

奈良井まちやど 鈴木社長:
「レストランもあります。もともと酒蔵だった場所をレストランにしています。隣接する『杉の森酒造(suginomori brewery)』では、現在も日本酒が醸造されています」

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