パレスチナの入植者問題 イスラエルがヨルダン川西岸地区にも支配強める 今こそ日本は平和外交を
アメリカとイスラエルは、核兵器を巡る協議で、アメリカの要求に応えていないイランを攻撃しました。一方のイランも、エネルギー輸送要衝であるホルムズ海峡を事実上、封鎖しました。アメリカのトランプ大統領は、さらに大規模な作戦を実施する予定です。
アメリカとイスラエルはなぜ仲がいいのか、その理由はいくつかあるといわれていますが、中東における唯一の安定した親米国家であることや、アメリカ国内でユダヤ系資本が政治に大きな影響力を持っていることなどが理由に挙げられます。アメリカの後ろ盾を武器にイスラエルは、自分たちの領土を増やそうと、パレスチナへの圧力を強めています。
イスラエル軍はパレスチナのガザ地区に対して、停戦合意をした後も攻撃を続けています。
事態はガザだけではありません。イスラエルはヨルダン川西岸地区にも支配力を及ぼしており、イスラエルからの入植者が増加して暴力や破壊活動を繰り返しています。
その緊迫する現地を、ジャーナリストの西谷文和さんが2026年1月、緊急取材しました。
西谷さんが向かった先は、ヨルダン川西岸地区です。
小高い丘には新しい家が建ち並び、入植者の町ができていました。パレスチナ西岸地区であるにもかかわらず、道路にはイスラエルの国旗が掲げられています。
パレスチナ人の遊牧民の村では、入植者が住み着き、遊牧民を襲撃しています。家財道具や羊などの動物を盗んでおり、西谷さんが取材した日も、遊牧民が逃げる準備をしていました。支援者は監視小屋を作って警戒にあたっています。
遊牧民の村に住んでいる子どもに話を聞きました。
西谷さん:
「入植者は怖い?」
遊牧民の子ども:
「怖くない。(ここは私たちの土地だから)」
「入植者が来てストーブを盗み、子どもは殴られた」
現地では、こうした暴力に反対する大規模な抗議集会やデモ行進が行われています。













