中国のレーダー照射の“ウラ” 中国空母「遼寧」が日本近海で進める「海の地図作り」と潜水艦戦略の全貌

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中国軍機が航空自衛隊機にレーダー照射してから2週間が経過しました。そもそも、中国軍機が発艦した中国の空母は、太平洋で何をしていたのでしょうか?中国の空母「遼寧」から発艦したJ15戦闘機は、日本の防空識別圏内を飛行します。一方、日本の航空自衛隊は、警戒するため、F15戦闘機が緊急発進しました。そして。レーダー照射は2回行われ、そのうち1回は約30分にわたって断続的に行われたといいます。

木原官房長官:
「外務省の船越事務次官が中国の呉江浩駐日大使に強く抗議し再発防止を強く求めた」

抗議する日本に対して、中国の反応は次のとおりでした。

中国側の無線:
「日本の海上自衛隊116、こちらは中国海軍101。我が編隊は計画通り、艦載機飛行訓練を行う」

日本側の無線:
「こちらは日本116、貴艦からの連絡を受信した」

中国は、海上自衛隊に対して、訓練について、事前通知したと主張したのです。今、日本近海で何が起きているのかその裏には何があるのか。

空母「遼寧」は何をしていたのか?

12月6日、レーダー照射をした中国のJ15戦闘機は、空母「遼寧」から発艦しています。その「遼寧」の動きを見てみると、12月5日から6日にかけて沖縄本島と宮古島との間の海域を通り、太平洋へ進出します。そして、日本近海で6日間行動し…東シナ海に戻りました。一体、何をしていたのでしょうか。

軍事ジャーナリスト 井上和彦さん:
「ただ単純に海に浮いている航空母艦の発着艦訓練だけだったとは考えにくい。それくらいの訓練であれば、中国の近海でやればいいので。宮古島と沖縄本島の間の海峡は、中国の原子力潜水艦がここを通って太平洋へ出ていく玄関口でもある。航空母艦が数隻の護衛艦艇を伴って行動していることを踏まえて、潜水艦の航行訓練の支援をおこなっていたという見方も可能性として考えておかなければならない」

さらに、井上さんは、中国軍のある不穏な動きを指摘します。

軍事ジャーナリスト 井上和彦さん:
「特に中国は現在鹿児島と口永良部の辺りを通って中国の情報収集をする船も通している。何を情報収集しているかというのは、海底の塩分濃度や海流の流れ、水温、地形、こういったものを収集している。海の中の地図を作っておけば有事のときにはそれを使って、ここに行くと危ないとできるので、潜水艦航行のためのデータ収集をやっていることは確か。高市首相の台湾有事発言とは別の問題で、中国は従前たる高度な軍事訓練を行っていたと考えておく必要があると思う」

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