稚魚のシラスウナギを守れ 16桁の番号で管理 輸入のシラスウナギの管理をどうするのかが課題

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愛知県の新しいブランドウナギ「葵うなぎ」の魅力をPRするイベントが開かれました。大きくて身が柔らかいのが特徴です。

炭火で焼かれているのは「葵うなぎ」です。12月4日に開かれたPRイベントでは、うな丼やひつまぶしが150食限定で提供されました。

葵うなぎを食べた客:
「身もやわらかいし、甘い感じがする。ウナギの量が多く感じる」

「葵うなぎ」は、大豆イソフラボンを混ぜたエサを与えることでメス化する技術を使って養殖されたウナギです。メスはオスに比べて大きくなっても身が柔らかいため、1年ほどかけて大きく育てることができ、冬に出荷のピークを迎えます。

運営会社かぶらや 水野尚樹相談役:
「冬場でもおいしいウナギが、夏だけでなく食べられるのが最大の特徴だと思う」

ウナギの養殖に欠かせないのは、稚魚のシラスウナギ

システムで出力された16桁の漁獲番号

ウナギの養殖に欠かせないのは、稚魚のシラスウナギです。愛知県内では12月下旬に漁が解禁されますが、2025年は流通の過程に変化があります。対応するための準備が進む現場を取材しました。

全日本持続的養鰻機構 伊豆野純平さん:
「お互いが水産流通適正化の義務を履行できるシステムになっている」

豊橋市にある養鰻組合で12月4日に行われたのは、シラスウナギの漁獲量や取り引きの状況などを管理できるシステムの説明会です。漁師が身分証を機械にかざして手続きをスタート。取り引きするシラスウナギの重さを計り、入力します。すると16桁の番号が記載された伝票が印刷されると同時に、入力された取り引きの内容が情報を管理する機関を通して都府県などに報告される仕組みです。

12月からシラスウナギは「水産流通適正化法」の適用対象

シラスウナギの流通について語る夏目義秀代表取締役

12月からシラスウナギは、水産物の取り引き記録の作成や保存を義務付ける「水産流通適正化法」の適用対象になりました。これにより、16桁の番号がないシラスウナギは流通させてはいけないことになりました。これまで紙で伝票の管理を行ってきたという集荷業者は、次のように話しました。

夏目商店 夏目義秀代表取締役:
「初めてのことなので全てが不安だったが、すごく分かりやすい説明をしてもらえたし、あとは使ってみてどうかなというところ」

シラスウナギをめぐってはこれまで流通の不透明さが指摘されていました。水産庁によりますと、2024年シーズンに漁師などが都府県に報告したシラスウナギの量は約5トンだったのに対し、養殖池に入れられたのは約7.1トン。残りの約2.1トンの出所は不明で、無許可の漁、いわゆる密漁の可能性もあると考えられています。

夏目商店 夏目義秀代表取締役:
「現場にいる人たちは、ちゃんとした流通をこれからやっていきたいと思っていると思う。流通の明確化をすることで、シラスウナギの正確な流通ができるというのはいいことかなと」

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