名鉄百貨店屋上ビアガーデンがオープンも、再開発で2025年が最終営業年 懐かしの復刻版メニュー登場
名鉄名古屋駅の再開発で2025年が最終営業年となる、名鉄百貨店の屋上ビアガーデン。4月17日に、今シーズンの営業が始まりました。
日替わりで50種類の料理が味わえる
飲み放題、そして食べ放題ができるコーナーには、108種類あるメニューの中から日替わりで50種類の料理が味わえます。2025年は、屋上町中華の企画が始まりました。
中華料理などの世界各国の料理が並んでいて、例えばイギリス料理のフィッシュ・アンド・チップスやドイツ料理のカレー風味のソーセージ「カリーブルスト」まで多数取り揃えています。
1957年7月に営業開始→1983年は店舗改装→2008年に復活
1954年に誕生した名鉄百貨店。屋上ビアガーデンは3年後の1957年7月に営業を始めました。1983年には、百貨店の店舗改装に伴い営業を休止しましたが、2008年、屋上の有効利用や名駅エリアの活性化を目的に復活。
時間無制限の食べ飲み放題や開放的な空間が人気を集め、2017年には売上高で過去最高の約2億6000万円を記録しました。
しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響により、百貨店が臨時休業に。ビアガーデンも営業休止を余儀なくされました。
2021年に営業再開も、感染対策で座席数を減らしたことなどから売り上げは大幅減に。その後、集客も売上高も盛り返してきましたが、2026年度に始まる再開発のための名鉄百貨店の取り壊しに伴い、ビアガーデンの営業も2025年で最後となりました。
名古屋鉄道 高崎裕樹社長:
「名古屋の魅力を高め、グループの成長の起爆剤ともなる名古屋駅地区再開発計画を進めていく」
※名鉄・高崎社長の「高崎」は「はしごだか」に「たつさき」
客からは「なくなるのは残念」の声
そんな名鉄百貨店の屋上で楽しくビールを飲んでいた3人のお客さんに、ビアガーデンへの思いを聞きました。
――きょう(4月17日)は何時から来ていますか。
「開店から同時です。4時くらいから来ています」
――今シーズンがラストですが、どんなお気持ちですか。
「残念です。毎月来ています」
「毎年来ているので、残念ですね。なくなっちゃう」
――こちらのビアガーデン、どんなところが魅力ですか。
「時間無制限なんですよ。ほかにもビアガーデンはあるのですが、時間が限られちゃっていて。ここが無制限なので、それが一番気に入って来ています」
「ビルの夜景がきれいで。新しいビルをどんどん建てているから、またよく見えていいですね」
――2025年も毎月来ますか。
「できれば来たいと思います」
名鉄百貨店の林里美さんにも話を聞きました。