年代別「資産形成」のポイント 10代から60代「知っておきたいお金の基本」と「今すぐ始めたい行動」

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ファイナンシャルプランナー山口京子さん

人生100年時代、お金との付き合い方を見直して「貯める」「増やす」「使う」力を身につけることはどの世代にでも欠かせないテーマです。ただ、ライフステージによってお金の悩みやの向き合い方は大きく異なります。

ファイナンシャルプランナーの山口京子さんに10代から60代以上の年代別「知っておきたいお金の基本」と「今すぐ始めたい行動」を聞きました。

【動画で見る】FPが解説! 人生100年時代のお金の戦略

【10代】まずはお金の仕組みを学ぶ! 株・債券・税金の役割

債権とは

人生100年時代を生き抜くには、早いうちからお金の知識を身につけることが大切です。山口さんは、10代では貯め方や使い方を学ぶ前にまずは自分の街が「株と債券と税金でできている」ことを知ってほしいと話します。

山口さん:
「国や会社が『債券』という借金の借用証書のようなものを発行して投資家からお金を借りることで、新しい鉄道を作ったり大きな橋や道路を整備したりすることができるんです。つまり債券は『未来の街づくり』のためにも必要な資金調達の仕組み。

投資家は債券を買うと『お金を貸してくれてありがとう』と利子を受け取ることができて期限が来ると最初に払ったお金が全額戻ってきます」

税金とは

一方、税金は病院、学校、道路、警察、消防 など社会を支えています。税金がなかったら、救急車を呼ぶのに10万円かかる なんて世界になってしまうかもしれません。みんながコンビニでおにぎりを買ったときの消費税も「みんなが暮らしやすい社会」のために使われているんです。

山口さん:
「『投資は難しい』『税金はよく分からない』と言って興味を持たない人が多いです。10代であれば、お小遣いをもらったときに自分のお財布の中でそれを1カ月の中で上手にやりくりできるかなと管理していくことが、お金と向き合っていくという学びになって良いと思います」

【20〜40代】資産形成をスタート お金を貯めて増やす3つのステップ

資産形成の3ステップ

結婚、住宅購入、子どもの教育費、老後の備え…。20代〜40代はライフイベントが多い世代です。この世代での「お金との向き合い方」が将来を大きく左右します。“なんとなく貯金”から“目的ある資産形成”をしたいところです。「資産形成の土台」を作るため、山口さんは3つのステップを踏んでほしいと話します。

1.流動性のある普通預金に入れる
2.5年以内に使うお金+αを定期預金や元本割れしない個人向け国債に入れる
3.積極的に新NISA口座で運用

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