解体前のビルの鉄扉をエンジンカッターで切り裂き救助訓練 阪神・淡路大震災から30年で防災意識新たに

地域 ライフ 友だち追加

2025年1月17日で、阪神・淡路大震災から30年です。防災への意識を新たにしようと、愛知県内では大規模な訓練や啓発活動が行われました。

取り壊し予定のビルで本番さながらの救出訓練

扉に穴を開けて閉じ込められた人を救出

エンジンカッターで鉄の扉を切り裂く警察官。

阪神・淡路大震災の発生日に合わせ、名古屋市の中警察署が行った救出訓練です。南海トラフなどの大地震で実際に起きそうな「閉じ込め」の状況を作りだそうと、取り壊し予定の建物が使われました。

訓練は、愛知県で最大震度7の地震が発生し、飲食店の中に従業員や客が閉じ込められたという想定で行われ、警察官約40人が参加しました。警察官が扉を破壊して店の中に入り、閉じ込められていたけが人を救出しました。

中警察署警備課 永井薫警視秒:
「実際の建物を使用した訓練というのは非常に貴重な経験。日頃の備えが必要になるのでこれからも引き続き訓練を継続して迅速・的確に対応できるようにしっかり邁進していきたい」

防災用品を配って震災への意識向上を啓発

三菱UFJ銀行が配布した防災用品

一方、名古屋市などでは震災への備えの意識を高めてもらおうと、防災用品が配られました。

この活動は三菱UFJ銀行が企画し、17日は従業員らが名古屋駅近くの交差点など県内5カ所で、あわせて1000セットの防災用品を配りました。セットの中には防寒用のブランケットなどのほか、避難場所や想定震度、液状化リスクなどが示されたハザードマップも入っています。

三菱UFJ銀行柳橋支店 武田裕志支店長:
「2025年は阪神・淡路大震災から30年。昨年は能登半島で大きな地震もありましたし、南海トラフの大地震が迫ってきているということもあるので、今回の活動をしました」

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ