「エンジンやモーターの音は全く聞こえない」リニアモーターカーと同じ原理の小型船が疾走

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名古屋駅南側と名古屋港を結ぶ名古屋市の中川運河に並んだ2艘の船。この2艘で「音」に関する実証実験を行っています。石井アナウンサーが「音」を聞き比べると…

石井アナウンサー:
「白いボートがやってきました。ガソリンエンジンを積んでいます。かなりエンジン音が聞こえてきますね」
「続いてクルーズ船がやってきました。水をかく音は聞こえますが、エンジンやモーターの音は全く聞こえませんね」

音が出ない秘密はプロペラです。リニアモーターカーと同じ原理で、電気を流すとプロペラとフレームの間に磁力が発生。プロペラが本体と接触せずに回るため、静かなんです。

名古屋市はこうした技術を活用し、水上交通での温室効果ガスや騒音などの軽減をはかろうと実証実験を続けています。

磁力でプロペラが本体と接触せず回る

実際に乗ってみると…

石井アナウンサー:
「この船、驚きなのが、静かなのはもちろん揺れがほとんどない。水の上を進んでいるので多少揺れはあるが、一般的な船のような、重心が揺さぶられるような揺れはない。本当に快適です」

この船の実用化は現時点では未定ですが、市は音の静かさを生かして、船上で音楽を楽しんだり、運河周辺のガイドが聞きやすくなったりと、乗船中の付加価値を創り出すこともできると期待を寄せています。

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