最盛期には150万本のコスモスに8000株のダリアが咲き誇る なばなの里の「ダリア・コスモスまつり」
秋の花々が咲き誇るシーズンが間もなく到来する三重県桑名市の「なばなの里」から、「ダリア・コスモスまつり」を紹介します。
約4万3000平方メートルの広大な敷地に、色とりどりの花々が咲く花広場。中でも見頃を迎えているのがダリアとコスモスです。情熱的な赤が印象的な「飛躍」や、優しい色合いの「大輝」。「イエローキング」と呼ばれる大きなものなど、種類豊富なダリアが訪れる人の目を楽しませます。
なばなの里で花の世話をしている竹内浩二さんに話を聞きます。
――なばなの里にはダリアがどのぐらいあるのでしょうか。
なばなの里 竹内浩二さん:
「200種類、8000株を植栽しています。今年は夏の暑さの影響で見頃が遅れていて、例年と比べて1週間から10日は遅れています」
――中でも巨大輪といわれている大きな花が多いようですが、一番大きなダリアはどのくらいのサイズになりますか。
「最高で42センチほどのダリアで、顔よりも大きいです」
――コスモスはどのくらいの数がありますか。
なばなの里 竹内さん:
「150万本を植栽しています。コスモスは基本的に背の高い品種が多くなっていますが、なるべく低い品種を植栽し、花のカーペットになるように工夫しています」
――背が低いので、奥まで見渡せますね。夜はライトアップも楽しめるとのこと。
「そうなんです。昼間とはまったく違った雰囲気を味わうことができるので、ファンの方も多くいますよ」
――コスモスも、夏の影響を受けていますか。
「種まきの時期を調整したり日射病に気をつけたり、関わるスタッフが一番大変だったと思います」
少し見頃は遅れていますが、その結果コスモスは10月下旬ごろ、ダリアは11月下旬ごろまで楽しめます。なばなの里恒例のイルミネーションとともに堪能できそうです。