石丸伸二さんは「新しいポピュリズム」 就職氷河期世代以降の中年世代が「石丸さんへの憧れ」で支持か

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銃撃を受けながらもこぶしを上げて民衆を鼓舞するアメリカのトランプ元大統領に…

小泉純一郎元総理:
「できなかったことをやろうと思っているのが小泉内閣」

小泉純一郎元総理に大阪の改革を推し進めた橋下徹元大阪府知事、名古屋市の河村たかし市長。4人の政治家に共通するワードがあります。それは…「ポピュリズム」。

ポピュリズムとは、エリート層を批判し、庶民からの人気を得ることを第一とする政治思想や活動をすることです。今、日本で注目のポピュリズムがあります。

安芸高田市長時代の石丸伸二さん:
「知らない市民がいる。理解しない議員がいる。知りません。それは私の責任ではありません」

2024年7月の東京都知事選で、約165万票を獲得して2位となった石丸伸二さんです。

石丸さん:
「(都知事選敗戦理由をメディアに聞かれて)NHKをはじめ、マスメディアが当初、全く扱わなかった。そういうところ」

石丸氏は庶民側にあえて立たない「新しいポピュリズム」

石丸氏は新種のポピュリズム

石丸さんは新種のポピュリズムだと指摘する専門家がいます。

ひろゆき論の著者で、デジタルメディア論が専門の成蹊大学の伊藤昌亮教授です。石丸さんは庶民側にあえて立たない「新しいポピュリズム」だと指摘します。

成蹊大学 伊藤昌亮教授:
「ポピュリズムというのは、エリート対庶民という対立構造を作って、自分が庶民の側に立つということで、みんなの支持を得るということをやる。石丸さんの場合は自分がエリートだということを表に出していて、それで支持を得ている。これは珍しいパターン。

『頑張れば私みたいになれるよ』とある種、自己啓発的な語りをやって、庶民の側に頑張ってもらいたい。頑張った結果、私のようなエリートになれるよということで、自分を1つのモデルとして提示しているような、それで庶民を力づけるような、そういうポピュリズム。

社会を他人事と見て、エリートを攻撃するという構図ではなくて、どうすればあなた自身が少しでもエリートに近づけるのか、という訴えかけをした。そこが響いたということは、多くの人にとって『世の中全体のことよりも、自分のことで精いっぱいだ。少しでも自分の暮らしをよくしていきたい』という気持ちが強かったのではという気がする」

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